FUSION LOGO
close

ウォルマートの「ハイパーローカル」という言葉とソーシャルメディア活用の目的が向かう先。

佐々木 卓也
2011-12-07

先日のネットニュースから、小売業界で非常に話題になったのが、

世界最大小売業、米国ウォルマートが3500店舗の

ページを作って運営していく事をまとめた記事でした。

ウォルマートがFacebookと組み、約3500店舗分のFacebookページを作成。」(『WIRED』)


ZIPCODE(日本での郵便番号)を入力すると、3500店舗の中から近くの店舗のページに誘導され、

パーソナライズされた情報が取得出来るようになります。

facebook上の「my local walmart(マイローカルウォルマート)」というアプリで実 現しています。

これによって、顧客はマス向けの情報から、

「自分の家の近くの、良くお買物に行く店舗の限定的な情報」を受け取ることになり ます。

まさしくテクノロジーを活用した「ハイパーローカル」施策です。

世界一の小売業が先陣を切って始めたので日本でも注目度が高く、

それからと言うもの、次々とブログや記事で研究・発信されています。

ウォルマートFacebookページ内のアプリケーションが開発され、

例としてギフトを贈るための「ショッピーキャットShopy cat」が最近リリースされ たそうです。

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

何とギフト贈られる方の普段の「いいね!」ボタンを押した履歴や興味あるページの 閲覧を解析して

最適なアイテムがレコメンドされる(すごいですね!)というアプリケーションだそ うです。

では日本ではというと・・・

大手コンビニチェーン、ローソンさんは、twittermixifacebook等、ソーシャル メディアを

同時に何と「17つ」もの公式アカウントを運営しているそうです。

ソーシャル×エンタメで仕掛けるローソンのO2O戦略

17ものアカウント運営コストや発信するコンテンツ等のコントロールを考えると、

社内ご担当者はさぞ大変だろう・・・と想像できますが、

もはや「巷で注目されているテクノロジー」とか「はやっている」から

早めに取り組もう、では済まされないレベルです。

企業として、どうやってお客様との距離を縮めるか。

自分たちの企業としての発信をどのようなターゲットにどのようなメディアを使って 行うか。

ローソンさん社内で大きな舵きりがあったのでは、もしくは社内の変革があったので

はと感じています。

(実際にローソンさんのCMを見かけなくなったのは気のせいでしょうか・・・)

地域に根差す小売業が、どのやってその地域とより密着していくか。

「地域密着」という考え方は昔から掲げる小売業が多いですが、

チェーンストア経営とのバランスから、本当にそれを実現している企業は少ないと感 じます。

今、「密着の仕方」もテクノロジーの進化で変化していると感じています。

Think out!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

  • facebook
  • mail

関連する記事

マーケティングに役立つ資料ノウハウを公開中!

メルマガ登録

役立つマーケティング情報やセミナー情報、弊社のサービスのご案内等をお届けします。