FUSION directmarketing agency

JP / EN

MENU

TOPICS MARKETING COLUMN マーケティングコラム

MARKETING
COLUMN
マーケティングコラム

データとAIによる「おもてなし」――アドテック東京2018レポート01

アドテックとは、世界各国で開催されているマーケティングの展示会です。

広告事業社やソリューションプロバイダーが数多く出展するとともに、各分野の第一人者によるキーノート(基調講演)も行われ、マーケティングのトレンドを知ることができます。今年の10月にはアドテック東京 2018が開催され、フュージョンも出展いたしました。

今回の記事からは数回に分けて、キーノート(基調講演)の概要をレポートし、最新のマーケティング潮流について解説してまいります。



≪キーノートの共通項≫
フュージョンでは4つのキーノートを聴講しましたが、そのすべてで以下の3点に触れられていたのが印象的でした。

  • ビックデータ、大量データ活用は必須
  • データを活用する手段としてAIに注目
  • 顧客の信頼獲得の重要性増大


今回は、キーノート1の概要をお伝えします。
マーケティングにおける、テクノロジーやAIの活用に関心がある方はぜひご覧ください。



★キーノート1
「インビテーショナルマーケティング! 〜 未来のマーケティングがここにある」

このキーノートは、ドイツの著名なコンサルタントであるクリスティアン・マシュー氏と、ネスレ本社のデジタルイノベーション部門バイスプレジデントであるピート・ブラックショウ氏による講演の2本立てで行われました。


まず、クリスティアン・マシュー氏によってマーケティング、メディア、消費者コミュニケーションの市場動向について概観が示されました。氏が述べたトレンドを要約すると以下のようになります。

新しいテクノロジーの登場

スマートスピーカー、IoTなど数多くのテクノロジーが登場し、あっという間に生活に浸透しています。それらのテクノロジーを通じて、人々はいっそう「つながる」ようになってきました。

情報にすぐ触れられるという意味でも、ほかのユーザーや知人・友人とのつながりという意味でも、消費者はつながり続けています。

つながりの中で、消費者は一方的に情報やサービスを受け取るのではなく、相互にやり取りし、情報を取捨選択し、自らも発信しています。コミュニケーションのインタラクティブ性と、消費者の行動が生み出す新たなデータの増大が、新テクノロジーが生み出すトレンドの特徴です。

セキュリティへの関心の高まり

ネットワークにつながる時間が長くなっていることは消費者自身も自覚しています。
今年の3月には、Facebook社が第三者企業にユーザーデータを不適切に販売していたということが大きなニュースになりました。テクノロジーが身近になると同時に、セキュリティへの関心も高まっています。

セキュリティはそのまま企業への信頼性につながります。
これまでのマーケティングにおいては、どちらかといえばコストと認識されることの多かったセキュリティですが、これからは企業ブランドを支えるベースとして積極的な投資の対象となりえるでしょう。

顧客中心主義への回帰

マーケティングにおいて、顧客中心主義は、つねに最も重要な概念ですが、テクノロジーとセキュリティの観点からも、その重要性は増しています。

短期的な収益を上げるために、企業本位の情報発信をしたり、ユーザー情報をないがしろにしたりしては、持続可能な成功を収めることは難しくなっています。

顧客情報を守りながら、顧客にとって必要な情報とサービスを提供する、そのためにデータとテクノロジーを活用することが求められているのです。



続いて、ネスレのピート・ブラックショウ氏が「インビテーショナルマーケティング」という新しいマーケティングコンセプトを紹介しました。

インビテーショナルマーケティングとは

ブラックショウ氏によれば、インビテーショナルマーケティングはホテルのコンシェルジュのようなものです。
「マニュアル的でなく、相手の状況と嗜好に合わせた情報提供や提案を行う」というのがこのコンセプトの核です。

これまで真剣にマーケティングに取り組んできた方には目新しい考え方ではないかもしれません。
しかし、技術の進歩と普及を背景に、特別なスキルを持つ個人によってではなく、システムによって幅広くそうした対応を行えるようになりつつある、というのが重要な点です。

インビテーショナルマーケティングの実現にあたっては、AI(人工知能)が重要な役割を果たします。

AIを活用する際には、AIを使って何をするか考えるのではなく、サービス戦略全体の中にAIの役割を位置づけてAIを設計することが必要だというコメントが印象に残りました。

どんなサービスを消費者に提供したいのかが大事であり、それを実現するためにどんなデータが必要か、どうデータを学習させるか、最終的にどんなアウトプットを提供するのか、そういったことを考えるのがAI活用ということです。

ブラックショウ氏はAIのことをenabler(可能にするもの)と称していました。

今回のアドテックで来日した際にもレコード店で数時間を過ごし、店の雰囲気や店員の対応に浸ったそうです。そして、その生身の体験をオンラインで再現するにはどうしたらよいのかと考えたと言います。



あなたには、記憶に残る「おもてなし」がありますか?
それをデジタルで表現する方法を考えてみることが、いまこの時代にマーケティングでテクノロジー活用することの第一歩となると思います。

キーノート1のレポートは以上です。
次回の記事では、ウェブ広告・Criteoの創業者であり現CEOのJB・リュデル氏による「デジタル広告が描く、インターネットの未来」についてのレポートをお届けする予定です。

※本記事は、フュージョンメールマガジンのバックナンバーです。
次回のレポートもメールマガジンにていち早くお届けいたしますので、ぜひご購読ください。
フュージョンメルマガ配信登録はこちらから



★フュージョンのマーケティング×AIソリューション

20181120_marketing_and_AI_Fusion.jpg

アドテックでも多くの企業がAI(人工知能)を活用したソリューションを展示していました。AIがかつてないほど身近になり、自社でもうまく活用したいとお考えの企業も多いと思います。

一方で、導入を検討したものの思っていたことができず頓挫した、AI導入自体が目的化してしまいうまく活用できないという失敗の声を聞くことも出てきました。

ビジネスレベルでAIを活用するには、AIに対する知見はもちろんのこと、まずは人間がデータを深く理解することと、地道な検証・改善が不可欠です。

フュージョンでは、AIに対するイメージと実運用のギャップを埋め、マーケティング活動におけるAI利活用を支援するため、「マーケティング×AIサービス」のポータルページを開設しています。

大量のデータを活用し、業務効率化やパーソナライズ、将来予測に利用したいとお考えの方は、ぜひお気軽にフュージョンにご相談ください。

▼フュージョンのマーケティング×AIソリューション
https://www.fusion.co.jp/ai/

▼マーケティング×AIサービス お問い合わせフォーム
https://www.fusion.co.jp/ai/#contactForm

メールマガジンのご登録はこちら

現場の最前線活躍する社員が執筆するマーケティングコラムをメールマガジンとして配信しています。
お陰様で多くの企業の購読者様よりご好評頂いているメールマガジンです。
実務に役立つセミナー情報も随時お届けしています。

FUSION(フュージョン)は戦略策定から購買データ分析、クリエイティブ制作、効果測定まで、
ダイレクトマーケティングに関わる業務全てを担う体制でサポートをご提案します。
お気軽にお問い合わせください。

数々の受賞実績のノウハウを詰め込んだ
フュージョンのマーケティングサービス

ダイレクトマーケティングのすべてを、eラーニングで学ぶ 無料資料をダウンロード

RECENT POSTS

ARCHIVES

CATEGORIES

数々の受賞実績のノウハウを詰め込んだ
フュージョンのマーケティングサービス