いま、あらゆる企業にとって等しく必要とされていること
情報通信技術が急速な進化を遂げ、ビジネスの市場環境はそれに伴って大きく変質・複雑化し、企業間の競合状況はますます激しさと厳しさを増してきた。そんな現状をしっかりと認識するならば、マーケティングもまた革新せざるを得ないのは自明の理で、そのための戦略は必然的に、「ダイレクトマーケティング」と「インターネット」という2つのキーワードに集約されてくる。
いま、あらゆる企業にとって等しく必要とされていることは、潜在ターゲットの行動喚起と顕在化・組織化、そしてその関係性の強化と継続・維持、さらにそれに基づく共感の拡大・ネットワーキングと最大成果の追求だが、それを実現するために、ダイレクトマーケティングの原理・手法の適用とインターネットのシステム・特性の活用が不可欠であることは、今さら論を待つまでもあるまい。その意味でマーケターは、ビジネスの世界で勝ち抜いてゆくために、個人としても企業人としても、少なくともこの2つの分野にはより通暁することが要求されるが、そうは言ってもそのスキルはなかなか一朝一夕にして身に付くものではない。もちろん、既に関係実務に携わっていてそのことの重要性を感知しているマーケターも決して少なくはないと思うが、実際問題として、それらを基本から最先端まで体系的・網羅的に習得できる場というものは、これまでほとんど存在しなかったのではなかろうか。
望みが叶うことになった。まことに喜ばしいことである
もとより、そういった機会を国内で設けることは、カバーすべき分野の幅広さと指導者たるべき人材調達の難しさから容易なことではないので、これまでは望まれつつも実現されなかったが、この度、ANA(全米広告主協会)が提供するeラーニングプログラムの日本語版が、「フュージョン」社の協力によって開発され、その望みが叶うことになった。まことに喜ばしいことである。
最新の分野については改めて学び直してみたい
テストとその結果分析、効果測定、オファーとクリエイティブ、ダイレクトメールマーケティング...といったダイレクトマーケティングの基本から、eメールマーケティング、モバイルマーケティング、サーチエンジンマーケティング、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディア戦略...など最先端のインターネットマーケティングの手法までが漏れなくカバーされ、マーケターが自分の経験レベルと必要目的に合わせてモジュールを選び、専門的にも総合的にも取り組める内容になっており、私自身も最新の分野については改めて学び直してみたいと思うほど。
広告主サイドであれそれに協力する専門サービス業サイドであれ、マーケター諸氏はこの機会にぜひ、短期間で繰り返し学べる歯ごたえ十分のこのプログラムに集中的に取り組んで、本格的に自身のスキルアップ、キャリアアップを目指されることをお薦めする。