人事ブログ

人に変化を求める時に大切なこと。
2013年08月21日
こんにちは。
パラシュートグループの沖津です。
 
先日、会社から役割の変化を求められているという知人の話を聞いていました。
会社(上司)は、変化することを説くのだければ、自分はどうしたらいいのかわからない、という悩みです。
 
よくよく話を聞いていくうちに、本当は「どうしたらいいか悩んでいる」というよりは、変化とその先にあることへの漠然とした不安や恐怖感のようなものがその人の心を覆っていることがわかりました。
 
本人も話をするうちにそのことに気が付きました。
人は不安を対象化できるだけで、不思議なことで不安感は少し和らぎます。
漠然とした状態が一番怖いものなのです。
 
問題は、どうすれば変化を恐れることなく、受け入れることができるか、ということです。
 
 
多くの経営者やマネージャーは、声高に変化を求めます。
(この話は前にも違う角度から書きました。)
 
しかし、変化とは、今そうである状態を止めて、違う状態になることです。
前者に慣れていればいるほど、それを求められることに大きなストレスが働きます。
ただ「変化しろ」と言われるだけでは、人は不安になることは当然です。
 
なぜ不安になるかを考えると、
・変化した先にあるものを経験したことがない
・変化した先のことを想像できない(メリットがイメージできない)
ということが根底にあるのではないかと思います。
 
だとすると、変化を求める経営者やマネージャーがすべきことは見えてくるのではないでしょうか。
 
①多様な経験をさせてあげること
変化への柔軟性は、多様な経験に基づきます。
経験したことがあるものに人は不安を抱きません。
定期的に役割や仕事、取引の相手や場所など様々なことを少しずつ変えてあげることで、人は多様な経験をして、広い視野を持てるようになります。大企業の人事ローテーションなどはこの視点に基づいているのではないでしょうか。
そして、そもそも変化することそのものに慣れてしまいます。
 
②想像できるまで対話すること
変化した先にあることとそのプロセスについて、できる限り具体的に対話していくことでしょう。
変化を求められている本人が、そのメリットもイメージできるまで対話を重ねることで、人の不安は減じます。
「ビジョンを語る」とは、目的地のことだけを語ればいいわけではないでしょう。
そのプロセスの楽しさと大変さ、そこで得られるキャリア上のメリットなどもしっかり伝えられてはじめて、ビジョンを語る意味が出てくるのではないでしょうか。
 
③協働・伴走すること
何よりも、その変化のプロセスや、新しい役割を一緒に協働・伴奏してあげることが大事かもしれません。
人は新しいことを一人でやることに不安を覚えます。
そこに、見本を示してくれたり、一緒に頑張ってくれる人がいるだけで、随分と違うものです。
変化はただ求めるものではなく、協働し、伴走することで、成されると言ってもいいかもしれません。
 
 
変化を精神論に寄ることなく求めるには、相手に内在するそれを阻むものを見つめなければなりません。
 
共感する夢を持ちながら、前に向いて進める組織であるには、構成員が未来志向であることが求められます。
どうすれば人は未来志向になれるのか、真剣に考えて向き合うことが必要なのだと思います。
採用担当_沖津
2013年08月21日 |