人事ブログ

アイデンティティ・クライシスの効用。
2015年09月14日

こんにちは。
フュージョンの沖津です。

今月から、神戸大学大学院経営学研究科の学生さんが、「組織の創造性」の研究のために、フュージョンに滞在しています。
1週目は東京オフィス、先週から3週間札幌本社に滞在し、フュージョンを研究してくれます。


先週、その学生さんと議論していて、「アイデンティティ」ということについて考えてしまいました。



言うまでもなく、人や会社にはアイデンティティが必要です。
アイデンティティはモチベーションを促進し、モチベーションが行動を促進し、行動が結果を促進するわけです。



しかし、時として集団にはアイデンティティ・クライシスが訪れます。
要するに、(要因はなんであれ)新しいアイデンティティが芽生え、他のアイデンティティと衝突し、葛藤を起こすことです。


葛藤というと、ネガティヴな印象を与えがちな言葉ではありますが、僕は集団にとって、アイデンティティ・クライシスは、必要な要素だと考えています。

重要なことは、全てのアイデンティティが私達自身や集団の役に立っているのではないということです。
多くの場合アイデンティティ・クライシスは、効果を発揮しないが故に捨てねばならないアイデンティティ、あるいは時代に対応できなくなったアイデンティティについて有益なヒントを与えてくれるからです。



これは、人の一生にも何度か起こってくる現象です。
(この現象に意識的な人も、それほど強く意識しない人もいますが)
アイデンティティ・クライシスを乗り越え、古い価値観や思い込みの殻を破り、新しい価値観を再構築するというステージです。


難しいのは、このアイデンティティ・クライシスを、新しい飛躍のジャンプ台にできるか、
それともただのブレーキにしてしまうか、を分かつものはなにか、ということです。



多様性を意図的に生み出しているということは、アイデンティティ・クライシスを意図時に生み出し、乗り越えることで、成長していこうという意思表示でもあります。

もしそのタイミングと努力が確かなものであれば、新しい価値観を自分たちの潜在意識として再構築することができるはずです。

採用担当_沖津
2015年09月14日 |