人事ブログ

意見と人格は違う。
2016年05月11日

こんにちは。フュージョンの沖津です。


「組織はなぜ変われないか?」というテーマは、いつの時代も経営者の大きなテーマです。
このテーマで多くの書籍が出ていますし、ビジネス系のWEBマガジンでもよく記事を目にします。


皆さんは、FFS(Five Factors and Stress)理論を知っていますか?


1970年代に提唱された、人の性格を決定する因子についての理論で、個人の性格を決定する因子を、「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」の5つに分類したものです。


それぞれの因子の詳しい説明は省きますが、日本人の平均値は、受容性が第一因子で、二番目が保全性です。要するに、「受け入れ、維持し、守ろうとする」のが特徴です。
これは、「調和」を重んじると言われる我々の日本人観とも一致しますね。


面白いのは、アメリカ人は、凝縮性や拡散性を持った人が多いということです。
「こだわりが強く、明確に主張し、拡張・発展させようとする」という性格を表しています。


当然の結論として、組織には、受容性・保全性を持った人と、拡張性を持った人が最適なバランスで存在しなければなりません。


保全性の強い人が多い日本の集団では、拡張性を持った人の多い集団と違って、意見を対立させることが難しく、強い主張をする人を嫌がり、また「意見と人格を一致させてしまう」ということがよく起こります。


これが「組織が変われない」という悩みの大きな要因ではないかと、僕は考えています。


当たり前のことではあるのですが、意見と人格は違います。
保全性の強い日本では、まずこの考えを徹底的に浸透させていくことが必要なのではないでしょうか。


意見と人格を切り離して、意見の違う相手を尊重し、対立軸を明確にして議論し、合理的に意思決定する。その経験を、組織として、また個人として積み上げていくことが重要のように思います。

採用担当_沖津
2016年05月11日 |