人事ブログ

組織の創造性と、発達心理学の話
2016年07月21日

こんにちは。
フュージョンの沖津です。


先週、会社の会議室を全て使って、「飲みながら夢を語ろう 2020年クリエイティブにあふれた働き方を語る会」が開催されました。

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2020年には、
・どんなオフィスで働いているか。
・どんな人たちが働いているか。
・どんな働き方で働いているか。
などについて、飲みながら楽しく夢を語りました。


「組織の創造性」については過去にもいろんな取り組みを継続的にしてきましたし、このブログで何度も書いてきました。
神戸大学大学院の方が研究に来てくれたこともありました。
フュージョンとしては、こだわって考え続けているテーマの一つです。


発達心理学の権威ロバート・キーガン博士は、人の発達段階を5つに分類しており、人材マネジメントの世界での活用が注目されてきています。


発達段階1:言葉を獲得したての子どもの段階

発達段階2:「道具主義的段階」
自分の関心や欲求を満たすことにばかり焦点が当てられます。(人口の10%)

発達段階3:「他者依存段階」
自分の意思決定基準を持たず、組織や社会などの他者の基準によって行動を決定します。
組織や社会の決まり事を従順に守ることから「慣習的段階」とも呼ばれます。(人口の70%)


発達段階4:「自己主導段階」
自分の価値観や意思決定基準があり、自律的に行動することができます。
自分の成長に強い関心があり、自分の意思を明確に主張します。(人口の20%)


発達段階5:「自己変容・相互発達段階」
自分の価値観や意見にとらわれることなく、多様な価値観をくみ取りながら的確に意思決定をすることができます。(人口の1%)


価値創出が、知識やアイディアに大きくシフトした現代で、イノベーションを志向する企業がこぞって、ここでいう発達段階4(または5)の人材を奪い合うというのが、今世界で起きている「War for Talent」だと思います。


多くの日本企業が直面している課題は、「発達段階4」の人を欲していながら、そうした人たちを活かす文化や仕組みが整備されていないということなのだと思います。

組織として創造性を育み、維持するためには、発達段階4,5の人材を魅了できる組織を創るだけではなく、人口の7割を締める発達段階3の人でも、創造性が触発される組織を創るという道もあるのかもしれません。


発達段階3の特徴は、「組織や社会などの他者の基準によって行動を決定する」のですから、「変化や逸脱そのものを組織の価値」にするということも考えられるのかもしれません。

前にも書いたのですが、「創造性は目的ではない」のですが、創造的な文化が価値を生むことだけは間違いないはずですので、そうした企業文化を追求する試みは止めてはいけないのだと思います。

採用担当_沖津
2016年07月21日 |