人事ブログ

従業員エンゲージメントと業績について
2016年09月28日

こんにちは。
フュージョンの沖津です。


人事の領域において、ここ数年のトレンドワードが「従業員エンゲージメント」です。


従業員エンゲージメント(≒従業員の満足度や帰属心が高く、自発的な貢献欲求が高い状態)の重要性はたしかにその通りだと思います。
そのような状態が業績に繋がりやすいことは容易に想像が着きますし、経営者や人事なら誰だってそういう会社を作りたいと思うはずです。


しかし、従業員エンゲージメントが業績の必要条件であるかと言えば、実はそんなこともないのだろうと僕は考えています。


むしろ熱意が低く、定着もよくない職場が、好業績を収めることもままあるのは現実ですし、従業員に多くのストレスを与える感情的な経営者が偉大な成果を成し遂げることはよく知られています。


これはなぜなのか、ということを、従業員エンゲージメント万能主義は説明できません。


結局、優れたビジネスモデル、先見的なビジョン、卓越したリーダーシップなどと同じく、エンゲージメントも「一つの要素」であるのが現実なのではないでしょうか。


人は、「社会的に望ましい言葉」を無批判に受け入れる傾向があります。
エンゲージメントの高い職場はその代表格で、他には「創造的な職場」などもそうでしょう。


職場環境だけではなく、人そのものを表す言葉も同じです。
「好奇心旺盛」「明るく闊達」「素直」などは社会的に望ましい言葉であるがゆえに、自社に本当に必要かどうか疑問視されることもなく、なんとなく肯定されます。


もちろん、「従業員エンゲージメントの高い職場」を創ることそのものは大変素晴らしいことですから、それ自体を目的として経営することも一つの素晴らしい経営理念になりえるでしょう。
ただ、それを業績に直結させるためだと考えているのであれば、もう少し踏み込んで考えてみた方がいいかもしれません。

採用担当_沖津
2016年09月28日 |