ご存知の方もいるかもしれませんが、
「アトリビューション分析(attribution analysis of investment performance)」
という言葉を私の周りで最近良く聞くようになりました。
元々は金融業界での資産運用用語らしいのですが、
最近ではWEB業界でかなりホットなワードとして取り上げられ、
マーケティングサイトで記事になっています。
アトリビューションという言葉自体は聞き慣れないですが、
「成約・コンバージョン等に至った各アクションの貢献度」という事です。
WEB業界の今までのアクセス解析だと、成約に至ったバナー広告やメールマガジン、
リスティング広告等、単発の施策で成果を計測しがちです。
アトリビューション分析の考え方は、ユニークで一人の「個」を意識しながら
分析をしていきますので、メールをみて、バナーをクリックしてサイトにたどり着
後日リスティング広告で再度サイトに来訪、そしてやっと購入というストーリーの中
それぞれの施策の貢献度を計測し、仮説立て、
最終的には最適化を目的に販促予算配分を変える、マネジメントしていく、という考
弊社ではリアル店舗を持つ小売業様とのお付き合いが深いので、
上記の考え方は非常に良くわかります。
前日にCMを見て、折り込みチラシを見て興味を持って(まだ家の中)
当日にWEBサイトで店舗へのアクセス情報とイベント情報をチェックし(外出させ
店頭でポスターやサイネージ、POPを見てお買物する。(店舗で背中を押してお買物
小売業の販促担当者は、いつもそれぞれの施策の貢献度や役割を意識しながら、
全体の販促費の使い道を考えいています。
WEBマーケティング、EC業界が、
よりリアル店舗のマーケティングに近づいている気がしてなりません。
これも一つのOtoOの流れなのかもしれません。
100%レスポンスが計測でき、
個客へのアプローチコストが安く、
施策のPDCA改善スピードも速い。
小売業のマーケティング・販促担当者はもっとWEBマーケティングや解析の動きを
意識する必要が大いにあると感じた次第です。
Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。