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アトリビューション分析という言葉を良く聞くようになりました。

佐々木 卓也
2011-11-16

ご存知の方もいるかもしれませんが、

「アトリビューション分析(attribution analysis of investment performance)」

という言葉を私の周りで最近良く聞くようになりました。

元々は金融業界での資産運用用語らしいのですが、

最近ではWEB業界でかなりホットなワードとして取り上げられ、

マーケティングサイトで記事になっています。

アトリビューションという言葉自体は聞き慣れないですが、

「成約・コンバージョン等に至った各アクションの貢献度」という事です。

WEB業界の今までのアクセス解析だと、成約に至ったバナー広告やメールマガジン、

リスティング広告等、単発の施策で成果を計測しがちです。

アトリビューション分析の考え方は、ユニークで一人の「個」を意識しながら

分析をしていきますので、メールをみて、バナーをクリックしてサイトにたどり着 き、

後日リスティング広告で再度サイトに来訪、そしてやっと購入というストーリーの中 で、

それぞれの施策の貢献度を計測し、仮説立て、

最終的には最適化を目的に販促予算配分を変える、マネジメントしていく、という考 えです。

弊社ではリアル店舗を持つ小売業様とのお付き合いが深いので、

上記の考え方は非常に良くわかります。

前日にCMを見て、折り込みチラシを見て興味を持って(まだ家の中)

当日にWEBサイトで店舗へのアクセス情報とイベント情報をチェックし(外出させ て)

店頭でポスターやサイネージ、POPを見てお買物する。(店舗で背中を押してお買物 してもらう)

小売業の販促担当者は、いつもそれぞれの施策の貢献度や役割を意識しながら、

全体の販促費の使い道を考えいています。

WEBマーケティング、EC業界が、

よりリアル店舗のマーケティングに近づいている気がしてなりません。

これも一つのOtoOの流れなのかもしれません。

100%レスポンスが計測でき、

個客へのアプローチコストが安く、

施策のPDCA改善スピードも速い。

小売業のマーケティング・販促担当者はもっとWEBマーケティングや解析の動きを

意識する必要が大いにあると感じた次第です。

Think out!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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