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米国リアル小売業のEC売上の傾向から見えてくること。

佐々木 卓也
2012-07-23

私たちの会社では、会社全体に対して有益な情報発信も評価軸の一つなのですが、

先日グループウェアでスタッフが発信していた資料を読んで

非常に興味深かったのでご紹介します。

「米国小売業界におけるオンライン・モバイルコマースの普及動向」

という資料をJETROの方がうまくまとめています。

IPA 情報処理推進機構 ニューヨークだより

・ブラックフライデー(サンクスギビング後の商戦)とサイバーマンデーの推移

・モバイルコマースの市場規模が2016年には5倍に

・リアル小売業とネット小売業の売上げ動向比較

などなど・・

特に私が気になったのは、

「実店舗中心の小売事業者の状況とオンライン販売事業の動向」の記事です。

・日本の小売業同様、大手実店舗小売業チェーンもオンライン販売に注力している。

・実店舗だけの魅力では、オンライン販売事業者に販売コスト、価格競争力の点で

 なかなか太刀打ちできない。(特に州ごとの売上税の関係もあり)

・フラッシュセール、SNS(特にfacebookpinterest等)での集客、

 価格比較・レコンメンデーション等の意思決定ツール等、

 オンライン販売業者と同様にテクノロジを活用するようになった。

・ウォルマートの中国のネットスーパー事業者の買収、

 ニーマンマーカス、メイシーズ等のオンラインによるグローバル進出

 

ますますオフラインとオンラインの境界線は無くなり、

企業のOtoO戦略は益々加速している日本と同様の流れを強く感じた次第です。

一昔前は米国と日本の小売業は販売手法が違う、と良く話がありましたが

オンラインの世界では、テクノロジ活用面で共通する部分が多いのかもしれません。

日本の小売業はもっと情報を集める必要ありますね。

Think out!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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