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「なぜ売れたのか?」お買物をデータで考える!

佐々木 卓也
2012-10-31

普段の何気ないスーパーやドラッグストアでのお買物。

様々な理由があって顧客は財布からお金やカードを取り出し、

「お買物」というアクションに辿り着いています。

その様々な理由、いわゆる「消費者インサイト」を沢山イメージし、

顧客のニーズにあったマーチャンダイジングを計画するのが

メーカーや小売業のマーケターの役割です。

とはいえ、なかなか売れない時代。

そんな簡単にイメージ通りにはいかないのが現実です。

「消費者インサイト」が多様化・細分化したことで、

「なぜ売れたのか」がわからない、理由がはっきりしない、という声をよく聞きます。

「複合的な要因が作用」し、一つの商品が売れる理由を

把握、検証する事が難しくなってきています。

近年、ビッグデータ解析含めテクノロジの進化によって

様々な理由をデータで補足することが出来る様になり、要因をデータから探ろう、

という機運が高まってきています。

お買物を左右する要素、あなたはいくつ挙げられますか?

例えば・・・

●住環境・暮らしによって左右される要因

・季節

・天気

・気温

・旬

・社会催事・ライフスタイル

(入試・入学・長期連休・妊娠・出産・結婚・離婚・転居・就職・転職・リタイア・ 年金・死別等)

●小売業によって左右される要因

・セール

・ランキング

・機能比較

・価格

・店内演出

・マネキン呼び込み

・テレビ番組

・クチコミ

・ソーシャルメディア(レシピ

WEBサイト(2ch・ニュースサイト)

・ブログ(芸能人・有名人ブログ)

●メーカー・商品に大きく左右される要因

・ブランド

・産地

・生産者、職人

・規格

・サイズ

・等級

・フレーバー

・カラー

・効能

・素材・原料

●ムーブメント・欲求によって左右される要因

・トレンド

・欲求(美・痩身・筋肉・長寿・健康・恋愛)

・回帰・懐古

・シリーズ

・テクノロジ

・教育・介護

・海外独自

これだけの要素が複雑に絡みあって「お買物」がなされているとすれば

簡単に売れないとマーケターが頭を悩ますのもわかる様な気がします。

全ての要素まで完璧には出来ないまでも、いくつかの要素がデータ化され、

作用点がデータから見出せたなたら、それは自社の企業ノウハウとして蓄積すべきで す。

これだけ沢山の要素が詰まっているからこそ、

マーケターにとってお買物を科学する事は楽しく、発見や驚きが詰まっているのだと 思います。

Think out!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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