FUSION LOGO
close

オムニチャネルは廃れたワードではない。当たり前の世界に!

佐々木 卓也
2016-07-28

AIやIOTなど毎年トレンドワードが生まれ、
記事やイベント・セミナー等賑わっています。
2年3年経過すると、それまでのワードは古く廃れたように感じてしまいますが、
実際はしっかりと大きなテーマに取り組んでいる企業も多いです。


その中の一つに「オムニチャネル」があります。
2014年頃、沢山のセミナーが開催され、記事も多く投稿されました。
(私もセミナー講師を引き受け、記事やブログも沢山書きました。)


最近流通の方々とお話ししていると、オムニチャネルについて
「やっと仕組みが整った」「これからいよいよ取り組める」など、
非常に前向きなお話しが多いです。


オムニチャネルは戦略です。


2011年頃米国メイシーズが「オムニチャネルリテーラー宣言」をしたのが有名ですが、
販売チャネル、販促チャネル全てを横断し同じメッセージ、同じサービスを提供する事で
「企業と顧客」が一対一の関係に向かっていく取り組みです。


盛り上がる理由としては2つあると思っています。


①システム開発に数年かかった大企業が整備完了した
数年前からオムニチャネル戦略に取り組んだ企業で
大きな投資が終わり、やっと仕組みが整い始めています。

オムニ.jpg

「在庫」「物流」「売価」「販売チャネル(店舗・EC)」「販促チャネル(アナログ・デジタル)」といった
全社横断のプロジェクトになるので、
大手企業だと意思決定から整備完了までやはり1年以上2年はかかります。
オムニチャネルが国内で2014年のトレンドワードだとすると、確かに今かと感じます。


②安価に取り組めるシステムを導入する企業が増えた
この数年の間に、ECシステムベンダーによるリアル店舗のレジ開発、クラウドデータベース提供も進み、ECとリアル店舗の営業管理や在庫管理の一元化が可能となってきました。
導入までの開発期間が短く、かつ投資額も少ない、ということで
特に専門店・アパレル業界を中心として活発に導入が進んでいます。


この2つの理由によって、環境整備され、いよいよ「企業と顧客」の間の
一対一のコミュニケーションについて議論が進んでいます。


しかしながらオムニチャネルについてや、
チャネルを横断したコミュニケーションについて、
一緒に考えるパートナー企業は未だ少ない状態です。


私たちにこのテーマで引き合いが多くなっているのも、
昔から一貫して「リアル店舗・EC」「アナログとデジタル」の組み合わせ、といったテーマに
チャレンジし続けているからだと思っています。


マーケティングの世界がますます複雑化していく中で、
顧客が心地よく感じ、その企業、ブランドを好きになってもらう為に
これからも知恵を絞っていきたいです。


Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。

  • facebook
  • mail

関連する記事

マーケティングに役立つ資料ノウハウを公開中!

メルマガ登録

役立つマーケティング情報やセミナー情報、弊社のサービスのご案内等をお届けします。