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2年前のデジタルマーケティングパンチリストの再点検!

佐々木 卓也
2016-08-09

2014年1月に発信したブログにて、アメリカのマーケティングサイトの記事紹介をしました。
2014年、デジタルマーケティングパンチリスト「やるべき7つのこと」


<2014年、デジタルマーケティングパンチリスト>
①すべてのビジネスデータを1カ所に集約させること
②マーケティングパートナーとデータを共有すること
③データやセグメンテーションを活用すること
④2014年度中にすべての数値情報を統合すること
⑤コールセンターやDMなどの非デジタルチャンネルも統合すること
⑥店舗内の商品にQRコードを付与したりWi-Fi環境を整えたりして
 デジタル顧客を取り込むこと
⑦ソーシャル専任チームを置いてソーシャルメディア上の顧客対応をすること


皆さんの企業はどうでしょう?
どのくらい実現出来ているでしょうか。
約2年半が経過して、やるべきことが出来ているか、
私自身の活動の中での肌感覚を含め、国内の現状を再確認してみたいと思います。


①すべてのビジネスデータを1カ所に集約させること
DMP(データマネジメントプラットフォーム)という仕組みが
2015年頃から一般的になり、WEBログ、EC・リアル店舗のID付きPOS等を
統合し、データを一か所に集中させて管理する企業が増えました。


②マーケティングパートナーとデータを共有すること
③データやセグメンテーションを活用すること
この2年ほどでデータ分析サービス、専門会社、デジタルエージェンシーが増えました。
第三者にデータを共有することで外から気づきを得よう、という企業が増えた気がします。
逆にその一方で、③を目的に、社内にマーケター職・データ分析担当などを配置して、
内製化する企業も増えたと思います。

④2014年度中にすべての数値情報を統合すること
全てのデータとまでは至っていないと思います。
例として在庫データや利益データ、SNSデータ等はなかなか統合出来ていないので
まだまだ道のりは遠いと感じています。
しかも最近は、IOTの隆盛で、センサーデータといった今まで無かったデータがさらに生まれているので、
データマネジメントについてはまだまだ注力が必要な状況です。

⑤コールセンターやDMなどの非デジタルチャンネルも統合すること
マーケティングオートメーションの普及によって、
DMやコールセンター等の非デジタルチャネルのデータが統合され、
顧客へのアプローチ、クロスチャネルキャンペーンについても
デジタルチャネルと同様のマネジメントを実現している企業が増えました。


⑥店舗内の商品にQRコードを付与したりWi-Fi環境を整えたりしてデジタル顧客を取り込むこと
Wi-Fi環境についてはこの2年半でかなり進んだと思います。
コンビニをはじめとして商業施設、公共施設や交通機関でWi-Fi環境が当たり前になりました。
「ポケモンgo」でマクドナルドはデジタル顧客をまさに取り込んでいますね。


⑦ソーシャル専任チームを置いてソーシャルメディア上の顧客対応をすること
ソーシャル専任チームを社内に組織化している企業は日本ではまだ少ないです。
複数のソーシャルメディアを活用したソーシャルリスニングやモニタリング、
また広告管理等を統合的に管理可能にする
「ソーシャルマネジメントプラットフォーム」と言われるクラウドサービスも
昨年ごろからアメリカ企業中心に日本に進出しています。
導入事例も増えてきたのでソーシャルマーケティングに
取り組む企業は増えていると思いますが、これもまだ道半ばと思います。


見返すと、2014年のパンチリストを実際に取り組む企業は確実に増えています。
ほぼ予言通りではないでしょうか。
これからのやるべきこと、というと
「ソーシャル」「AI」そして、「デジタルエージェンシーとの付き合い方」
「社内チームの組織化」といったテーマになってくるのでしょうか。


Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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