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マーケティングも部分最適から全体最適へ

佐々木 卓也
2019-07-08

知人やクライアントとディスカッションする中で、
「部分最適は得意だが、全体最適が苦手」や
「戦術は得意だが、戦略が苦手」などと語りあう事がありました。
まさしく木を見て森を見ず、時に近視眼になりがちな自身や自社を
戒める様な言い回しが多いです。

「各部署の目標を積み上げても、全体目標を達成する事が出来ない」などと
全くバラバラの目標設定になっているクライアントの現場の方から聞いた際は
愕然とした覚えがあります。

「課題」を捉えた際には、単発要因なのか複合的要因なのかなど、
要因を分解し、一つずつ解決していくと思います。
しかし、小さな課題を解決した際に、
本当に全体最適に向かうのかわからなくなってしまうケースや、
複合的要因を一遍に解決しようとし、
時間コストがかかったり、合意形成にパワーが必要となったりと
活動自体がうまくいかなくなってしまうケースが多々ありました。

近年のマーケティング活動に置き換えていくと、
マーケティングファネルが複雑かつチャネルも複数ある場合、
それぞれのテクノロジベンダーやWEBマーケティング会社と
部分最適の相談をして、成果を確認する事が多いです。

アクイジョン(新規獲得)の単価が高騰しているので、
単価を落とす事をミッションにWEB広告の最適化改善などをしているが、
実は顧客数の離反が多く、客数全体が減少している事に
その担当者はCRM担当ではないので気づいていない、なんてエピソードもありました。
また、登録客数ばかりを追い求めて、実際の稼働客数が減っており、
何のために獲得しているのだという話もありました。

解決策として、サイロ化したデータベースの統合やKPI設定、
ダッシュボード開発などがありますが、どの会社でも
すぐに投資をして体制を作ったとしても
全社として成果を出すまでは、冒頭の通りやはり時間もパワーも必要です。

そんな中で最近は、「客観的な目で定期的に状況把握・確認をしてもらい、
外部から全体最適に向かう活動をサポートしてほしい」という
ニーズが高まっている様に感じています。
オペレーション支援とは違うコンサルテーションも含めた
マーケティング支援が求められていると感じています。
業種業態、会社規模問わず、裾野が広がり、
複雑な顧客接点やテクノロジ活用について
お悩みの企業が多くなった事によるものだと感じています。

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ぜひお気軽にご相談ください!

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最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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