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事業に横串を差す、マーケティング部門とCMO(Chief Marketing Officer)の重要性

佐々木 卓也
2012-12-16

最近クライアントとお話ししていて、

マーケティング部門の必要性、またその最高責任者である

CMOChief Marketing Officer)の重要性を議論することが多くなりました。

 

小売業・通販業においてマルチチャネルを活用しリピート促進の為に、

店舗営業部門・通販部門・WEBEC部門を横串して施策推進する部署として

マーケティング部門の重要性が認知され始めている様に感じています。

 

推進を後押しするのはもちろんテクノロジーなので

IT部門が両輪、また推進役としての役割を担います。

その事を理解している大手ITベンダーは、

営業先をCIOからCMOに標準を合わせて営業している、と先日聞きました。

 

NRI12月のメディアフォーラムで発表した資料から・・・

日本企業では、CMOの役職が有る企業が約11%、

またマーケティング部門とIT部門の連携を定期的ににとっている企業は約14%に留 まっています。

(広報・宣伝、リサーチ系の統括、または営業部門の調整役に留まっている企業もい ますが)

 

今後は顧客接点をマーケティング視点で考えた際に

チラシ担当とマス担当、WEB担当といったメディアごとの担当という事では無く、

マーケティングデータを読み解き、それらを意思決定データとして活用しながら

例えば・・・

・新規顧客獲得マネージャー(KPIは見込み顧客の流入経路の開拓と新規顧客獲得率 等...)

・既存顧客維持育成マネージャー(KPIはリピート率と離反率等...)

これらを統括するのがCMO、といった組織も今後考えられますね。

 

先日のブログに書いた、マーケティングオートメーションの考え方も、

テクノロジーがマーケティングの部門を後押しする事項の一つだと思っています。

 

顧客の関係性がマルチチャネル化し、関係維持の考え方が変化する事に合わせて、

企業内の組織の在り方も見直すタイミングが来ており、

来たる2013年はその動きが益々加速するのでは無いかと思っています。

 

Think out!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

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