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ポイントからの脱却 ーポイント以外に顧客の為に何が出来るのかを考えるー

佐々木 卓也
2016-01-29

1月はセミナーやイベントへの出展など重なり、
申年らしく騒がしいスタートでした。
またクライアントともディスカッションする場が多く、
アウトプットとインプット良いバランスで活動出来ています。


その中で大手流通、SIerの方々と最近のポイントプログラムについて話をしました。


ポイントがお金と変わらない、境目の無い時代に入った事は昨年書きましたが
(過去ブログ:ポイントと電子マネーの境目が無くなる日。)
2016年も大手の電子マネー、ポイント連合の動きはますます活発になっています。
しかしながら、企業としてポイントに頼りすぎてはいないか、
逆に今こそポイントからの脱却を冷静に考えた方が良いのではないか、という議論をしました。


①どの企業もポイントを提供しているのでポイントが差別化要因にならず、
 同質化のためのツールでしかない
②ほとんどの顧客はポイントが貯まると嬉しいが、
 ポイントを貯める為に買い物をするわけではない、と考える必要がある
③ポイントに対して顧客の方が数段詳しく賢く、常に比較され、評価されている
④新規顧客獲得、既存顧客のリピート化、ロイヤル顧客の維持、全てに効果がある施策がポイントプログラム、と言うのはやはり無理がある
⑤売上に対するポイント経費率が上がり、その他の施策に投資出来なくなっている


顧客の為にポイント以外に何が出来るのか、
大手ポイント連合の盛り上がりが進めば進むほど、
思考停止しない様に改めて知恵を絞る事が大切だ、と熱く議論しました。


顧客が喜ぶ事は、ポイント以外に何があるのでしょう。きっと沢山あるはずです。
同質化された今の状態で、他社との「違い」を認識してもらうには、
新しいアイディアが必要です。


売る物も、販促も、サービスも同じ。
特にGMS、SM、HC、ドラッグ等の業態では、
沢山の数その「違い」を生み出せた企業が今後支持されるかもしれませんね。


Think out!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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